発育・発達相談
発育・発達相談

お子さんの成長過程では、他の子と比べて「しっかり成長しているのか」と心配になることも多いと思います。とくに乳幼児期では、体重が増えない、身長が低い、肥満ではないか、など気になることも様々です。発育とは簡単にいうと「体の大きくなり具合」で、身長や体重の増加などを含みます。身長が低い、あるいは身長の伸びが悪いことを「低身長」といい、気になさる親御さんも少なくありませんが、子どもの身長には個性があり、低い子もいれば、高い子もいます。ですから「低身長」自体が悪いわけではありません。しかし、「低身長」の子どもの中に、小児の内分泌の病気などが隠れていることがありますので、見逃さないよう注意していくことも大切です。
当院では、小児科専門医・小児神経専門医が発育・発達の評価を行っています。
身長や体重といった身体の成長だけでなく、ことばの発達、運動の発達、社会性や行動面など、お子さまの発達全体を総合的に評価いたします。発達の個人差を踏まえつつ、「様子を見てよい範囲か」「専門的な支援が必要か」を医学的な視点から丁寧に判断します。
特に小児神経専門医としての経験を活かし、発達の遅れの背景にある神経学的な要因(てんかん、脳の発達の問題、遺伝性疾患など)についても考慮しながら診療を行います。必要に応じて脳波検査や専門機関への紹介も行い、適切な診断と支援につなげます。
「ことばが遅い」「落ち着きがない」「集団生活になじめない」など、日常の中で気になる点があれば、どうぞお気軽にご相談ください。
乳幼児の発育には個人差があり、1回の測定だけで評価することはできません。
そのため、身長・体重・頭囲を継続的に測定し、母子手帳に記録された成長曲線を用いて、時間の経過とともにどのように成長しているかを確認することが重要です。
特に、同じカーブに沿って安定して成長しているか、途中で大きく外れていないかといった「成長の流れ(トレンド)」を重視して評価します。
発育評価では、身長と体重を別々にみるだけでなく、バランス(体格)も重要です。
また、近年は年齢・性別に応じたBMI(体格指数)も用いて、より客観的に評価を行います。
なお、身長・体重ともにゆっくりでも、成長曲線の範囲内で一定のカーブに沿っていれば、そのお子さまの体質(小柄・細身)であることも少なくありません。
身長は遺伝の影響を大きく受けるため、多くの場合は体質によるものです。
しかし、以下のような場合には、病気が隠れている可能性があります。
原因としては、成長ホルモンや甲状腺ホルモンの異常、慢性疾患(消化管・腎臓など)、骨の病気、遺伝性疾患などが挙げられます。
早期に気づき、必要な検査や治療につなげることが大切です。
小児の肥満は将来の生活習慣病につながることが知られており、早期からの対応が重要です。
特に、学童期・思春期の肥満は成人肥満へ移行しやすいとされています。
近年は、単なる体重増加だけでなく、BMIや体脂肪分布を踏まえた評価が行われ、高血糖・高血圧・脂質異常などを伴う場合には、将来的な健康リスクが高まる可能性があります。
多くは生活習慣(食事・運動)の影響によるものですが、まれに内分泌疾患などが関与することもあります。
健診などで指摘された場合には、無理のない形で生活習慣の見直しを行い、必要に応じて医療的な評価を行います。
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