検査について
検査について

てんかんの診断は、単に「けいれんがあったかどうか」だけで決まるものではありません。
発作の詳しい状況、持続時間、回復までの経過、既往歴や発達の様子などを総合的に評価し、必要な検査を組み合わせて判断します。
また、てんかんと似た症状(失神、熱性けいれん、心因性発作など)との鑑別も非常に重要であり、慎重な診断が求められます。
当院では、小児から成人まで、てんかん・意識消失発作・頭痛などの神経症状に対し、専門的な視点から評価を行います。
てんかん診療の中心となる重要な検査です。
脳の神経細胞が発する微弱な電気活動を記録し、てんかん特有の異常な波形がないかを調べます。
頭皮に電極を装着して記録する検査で、電気を体に流すことはなく、痛みはありません。
小さなお子さまや検査が難しい場合は、必要に応じて入眠剤(トリクロリールシロップなど)を使用し、眠った状態で安全に検査を行います。
脳の構造的な異常(形成異常、腫瘍、出血、海馬硬化など)を評価するために重要な検査です。
当院では、頭部MRI・CTは地域の連携病院・検査施設と連携して実施します。
磁気を用いて精密に脳を評価(被ばくなし)
短時間で撮影可能(出血など緊急評価に有用、ただし被ばくを伴う)
検査結果は当院で確認し、その後の診療・治療方針に反映します。
てんかんおよび神経症状の評価・治療管理において重要な検査です。
低血糖、電解質異常などの評価
抗てんかん発作薬の血中濃度測定
肝機能・腎機能など副作用チェック
また、一般診療として以下にも対応しています。
主に小児〜思春期に多い、起立性調節障害(OD)の評価として行います。
といった症状がある場合に、自律神経機能の評価として有用です。
以下の検査が発達・知能評価には有効です。
※検査が必要な際は、地域療育センター、連携病院に依頼して行います。
学童期のお子さまを対象とした知能検査で、得意・不得意のバランス(認知の特徴)を詳しく評価します。
幅広い年齢に対応し、全体的な発達の水準を評価します。低年齢のお子さまにも適しています。
乳幼児期のお子さまの発達(運動・認知・言語)を総合的に評価します。
保護者の方への質問紙をもとに、発達特性を評価します。
注意力や落ち着きのなさ、衝動性について評価します。
情緒や行動面の特徴を幅広く把握します。
コミュニケーションや生活スキルなど、日常生活での適応力を評価します。
診断において最も重要な情報のひとつが、実際の発作の様子です。
診察室では発作を直接確認できないため、ご家庭での観察が大きな手がかりになります。
可能であれば、スマートフォンなどで以下を記録してください。
これらの情報は、
において非常に重要な判断材料となります。
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